自身がお米づくりでもっとも大切だと考えているのは断然に苗づくり。健康で強靭な苗。ガチガチに硬い茎と恐ろしいほど豪快な根を持った苗こそがあらゆる病害虫に負けることなくはねのける、いわゆる農薬に頼らない稲作を可能にすると考えております。今年も理想に近い苗が出来上がり、つい先日、令和4年の田植えも完了しました。ここからは夏の土用の中干しまで日々、水と雑草の管理を中心に稲作が進行することとなります。

田植え後一週間

令和四年の稲作 田植え後一週間
左がお隣さん、右が我が家の田んぼです。同時期に植えた田んぼとは思えない程見た目が違います。我が家の田んぼは疎植のうえに昨年の稲藁と雑草をすき込みした以外は一切の肥料が入っていないので、ほんとうに成長はゆっくりです。暑くなってすき込みしたものの分解が進んで効いてくるのはまだまだ先。毎年、年配の農家さんから「おまえとこの田んぼ大丈夫か?」と声をかけられますが、もうそれにも慣れました。

田植え後二週間

令和4年の稲作 | 田植え以降
田植えから二週間が経過しました。おとなりさんの田んぼはグングンおおきくなっていますが

令和4年の稲作 | 田植え以降
我が家のほうは寂しいまんまで、見える部分の成長はまったく見られません。しかし、土の中では根っこを深く深く伸ばしているはず。むこうに見える田んぼはどこも青々としていますが、こちらは空と周りの景色が映るくらいほぼ水です。

田植え後三週間

田植え後三週間
田植えから三週間を経過しお隣とはますます差が開いてきました。我が家は分けつこそまだ出ていませんが、茎は日々確実に太くなってきました。

透明な水と濁った水

田植え後三週間
こちらは生物の気配の無いお隣さんの無色透明な水の田んぼ。パッと見は綺麗に見えますが

田植え後三週間
生き物が動き回って常に濁った我が家の田んぼ。自分はこの濁りのおかげで底まで光が届くことなく、それが雑草の発芽を抑えてくれるものと感謝しています。

田植え後四週間

田植え後四週間
田植えからおおよそ一ヶ月が経過し、本格的な成長段階に入ったように感じます。相変わらず田んぼの中は生物が動き回り常時水が濁っています。お隣は稲間が詰まって向こうが見えない程になっています。雑草もポツポツ発芽しているので抜きに回りました。

田植え後五週間の稲と除草作業

田植え後五週間
田植え後五週間を経てさらに成長が加速してきました。まだ周辺に追いつく事は無いですが、日に日に太く大きくなってきました。

大きく開帳した稲姿

田植え後五週間
通称 ゴリラのガッツポーズ。苗づくりからこの姿を目指して作ってきました。風通し良く、株元まで光が入る理想的な稲姿になりました。

除草作業

田植え後五週間
こいつが最大の難敵のひとつ「稗」。ほかにもクログワイやミズガヤツリ、コナギ、オモダカなど。最近ではキシュウスズメノヒエも多く、これもなかなか厄介な雑草です。とにかく毎週田んぼの中を歩いて草を抜きまくるしかないですが近年ではジャンボタニシがたくさん生息して除草を手伝ってくれるようになりました。これは本当に助かります。

中干し

中干し 土用干し
令和4年7月24日、中干しのため田んぼの水を抜きました。

中干し一週間

中干し 土用干し
水を抜いてから一週間経過。順調に乾いてきています。あと六日間田んぼを干す段取りとなります。

中干し10日目

中干し10日目
連日の猛暑で土の表面が白くなりカリカリに乾いてきました。稲の成長力は凄いもので、こんな中でも日に日に大きく成長を続けています。表層に水気は無くなっているので、水を求めて根を深く伸ばしてくれているはずです。

中干し終了 再び入水

中干し終了  再び入水
令和4年8月6日より再び入水を行いました。8月末の出穂に向けて準備が整いました。

今後も成長に応じて更新してまいります。