お米づくりについて

  • ひのひかり(ヒノヒカリ)ってどんなお米ですか?

    コシヒカリ(越南17号)を父に、黄金晴(愛知40号)を母に持つ品種で、味・粘り・香りともにバランスの良い品種です。少し固めに炊けばチャーハンやオムライスにもバッチリ、柔らかく炊けばご飯本来の旨味を味わえる。水加減ひとつでどんな食べ方にも対応できる素晴らしい品種です。奈良県の奨励品種ですが近畿はもちろん九州・中国・四国地方など西日本で広く栽培されています。また、2011年には奈良県産ヒノヒカリが特A中の全国トップ3にランキングされています。

  • への字稲作とはどんな稲作ですか?

    への字農法(への字稲作)とは故 井原豊さんが提唱された稲作方法論のひとつで、ひらがなの「へ」の字の形になるようにチッソ量を変化させてゆく方法。田植え時の元肥はゼロでスタートし、中期に栄養状態のピークを作り、後半はじっくりと実らしていく、植物の自然な成長曲線に合わせた方法となります。
     
    これとは対照的に慣行農法(V字農法)の稲作の基本は、田植え前に入れる元肥と、穂が出る一月前に入れる穂肥の2回。田植直後より稲は元肥により青々と分けつして育っていく。その後中干しでチッソを中断、再び入水後に穂肥を追肥して1ヶ月後の出穂に備える。ようするに、始めはグングン延ばして、間で一度シメる。シメることで開花結実に備え、その後稲穂を実らすため最後追い込む。このようにV字型に中間をへこますのが慣行稲作の特徴です。

    一方のへの字農法では、元肥はゼロでスタートし稲の生育に合わせて追肥をやり出穂期まで葉色を落とさない。慣行栽培よりも、自然に近いやり方なので、倒伏や病気に強い稲となり、有機や減農薬・無農薬を可能にする農法だと言えます。

  • なぜ「への字農法」でつくると美味しいのですか?

    稲が成長するうえで必要とされる3大養分はチッソ、リン酸、カリ(カリウム)で、特に成長や食味(お米の美味しさ)と関係が深いのはチッソだと言われています。
    このチッソを与える量やタイミング次第で美味しくなったり、まずくなったりすると言えます。

    他にもマグネシウムなどのミネラル分も食味に影響するといわれていますが、特にチッソに関しては出穂2週間前あたりからの土中のチッソ含量が味の決め手になってくるのです。
    実りの時期までにチッソ分がきれいに消化できてしまわなければお米がまずくなるどころか、稲の病気も出やすくなってしまいます。
    「への字型稲作」というのは、チッソの効き方が右下がりに落ちて行く様を「へ」の字にたとえているわけですが、出穂までにチッソを消化させて、健康な稲を育て、食味を上げることが可能なのです。

    これに対し、慣行農法のV字型は、V型の字のごとく、はじめにたくさんチッソを与えて早いうちに稲の成長を促し、出穂前後からまたどんどんチッソを右肩上がりに効かせて行くという「への字型」とは全く逆の理論です。 

    そもそも「V字型稲作」は農薬の進歩と共に確立したもので、後半のチッソ過多は稲の病気につながりますが、そうした病気を農薬で防げるようになってから、「V字型稲作」が日本全国で一般的な稲作技術となった訳です。
    一般的にこのV字型では食味は良いとは言えませんが、お米の収量が増えるというメリットがあります。

    V字で量を取るか、への字で質(味)を取るかということになりますね。

  • 農薬成分の混入について

    私自身は一切の農薬を使用せず稲作を行っております。しかし、周辺の田んぼは例外なく農協指導型稲作をしておられますので、既定の農薬を使用されています。田んぼと田んぼは幅50センチ程度の畦があるだけで、用水路も共有している関係上、微量とは言え農薬成分の混入する可能性は否めないと思います。田んぼを完全に囲って、独自の用水を確保している訳ではないので無農薬栽培ではあるけれども完全な無農薬とは言えないと思います。

  • 稲が病気や害虫の被害にあった場合はどのように対処するのですか?

    その年はあきらめて、すべて捨てます。
    一般的に稲の病気としては葉いもちや穂いもちを含むいもち病・紋枯(もんがれ)病・ごま葉枯れ病。いっぽう害虫としてはカメムシ類・ウンカ類・イネミズゾウムシ・イネドロオイムシ・コブノメイガ・ジャンボタニシなどが有名です。普通はそれぞれの病気や害虫の予防のために所定の薬品を使用し、実際の被害が出たらその被害を抑えるための薬品を使用します。私は薬品を使わずプール式育苗をしたり、田植えは隙間を広く植えたり、時期をずらして植えたりしてできる限りの方法で予防を行うのですが、それでも病気になるかもしれないし、害虫にやられるかも知れません。ただ、私の場合はもしそうなってしまったら、その年の収穫はあきらめてすべて捨てる覚悟で行っております。私のお米を楽しみに予約をいただいている方には心苦しいのですが、その年はあきらめていただくほかございません。

お米の販売について

  • 玄米を精米するとどの程度減るのですか?

    白米の玄米に対する重量の割合のことを精米歩合と言いまして、精米歩合はその精米の内容(五分づき、七分づき、上白や無洗米など)によりかなりバラつきはありますが、おおよそ10%程度減る事が多いです。ちなみにモミから玄米で8、玄米から無洗米で9、大まかにモミから無洗米で7くらいとなります。

  • 販売は30Kg袋だけですか?

    玄米30Kg入り袋のほかに10Kg入り袋もございます。お値段は30kg入りが9,500円、10kg入りが3,500円となり30kg入りの方が少しお得となっております。個人販売のため消費税は要りません。

  • 玄米を精米してもらえますか?

    ほんとうは精米してのお渡しはおすすめしません。なぜならお米は精米後から劇的に劣化が始まるからです。ただ、どうしてもご希望でしたら承ります。近所のコイン精米に行って精米しますので、その実費のみ頂戴します。10kgあたり100円、30kgなら300円になります。

  • 遠方なので送ってもらいたいのですが、送料はいくらかかりますか?

    30キロ袋、10キロ袋ともに佐川急便さんで発送して1袋あたり1500円となります。(離島は除く)
    ※配送料金が年々高くなってきておりますので、可能な限り直接のお引き取りをおすすめします。

  • 予約はできますか?その際予約金はいくらになりますか?

    次回の収穫にたいして予約は承っておりますのでお問合せフォームからお申込み下さい。ただ、あくまでも農産物であり、しかも当家の場合は完全に「自然栽培」ですので収穫量にかんしては収穫してみないとわからないほど不安定であります。従いまして完全な予約ではなく仮の予約といった形をとらせていただいておりますので予めご了承下さい。また、以上の理由から予約金の類は一切頂戴しておらず、あくまでも収穫したお米と引き換えにお代金を頂戴しております。

  • お米を直接引取りに行きたい

    大歓迎です。むしろ助かります。宅配便の費用も年々高騰しておりますので、可能なら自動車でお引取りに来られることをおすすめします。日時につきましても曜日、時間かかわらずできるだけ合わせますのでご安心下さい。

  • 新米が手に入る時期は?

    天候や稲の生育状況により毎年多少のズレがあります。稲刈りが終わり「籾の乾燥→臼引き・もみ殻取り」を経てお渡し可能な状態になるのはおおよそ10月中旬~下旬、11月の初旬頃となります。 

保存方法などその他

  • お米って何度くらいで保管するのが良いのですか?

    玄米を保管する場合、12度から14度がベストとされています。この温度設定ならば一年後でもほぼ新米の品質を保つといわれてます。ちなみに我が家の場合は年中13度設定で保管しております。

  • お米をおいしく保存する方法を教えて下さい。

    お米は玄米を精米して白米にしたとたんに劣化(酸化)が始まりますのでできる限り玄米のまま保存し、必要に応じて少量ずつ精米してゆくのが良いです。また、玄米の保存方法についても年中定温(13℃前後)で保存できればそれが最も良いですが、一般ご家庭ではなかなか難しいかと思います。そこで我が家では玄米を真空のまま保存される事をおすすめします。詳しいやり方はこちらをご覧ください→ おいしい玄米の保存方法