令和五年の稲作 | 出穂から収穫まで 更新日:2023-11-02 公開日:2023-09-02 お米づくり2023年 令和5年9月1日、周辺の田んぼから約一週間遅れて出穂しました。ここからまた稲刈り前まで水の調整に神経を使う事になります。小さく写っているピンク色の小さな物体はまわりの皆さんが毛嫌いするジャンボタニシ君の卵です。自分にとっては大切な存在で、除草という大切な役割を担ってくれる友達です。 畔の草刈り 田んぼと田んぼの仕切りや田んぼまわりの通路を畦(あぜ)と言います。ここに生える雑草をそのままにしておくとカメムシなど害虫たちの温床となり、薬剤を散布していない田んぼでは稲にも乗り移ってきます。特に稲穂が出たあとは常に短く刈っておく事が重要です。 まだまだ気温も高いので雑草の成長スピードも早く、約10日たてば元通りになってしまいます。すべての田んぼの周辺をほぼ10日毎に草刈りします。 井戸を掘って地下水だけで育ててきました。ポンプはソーラー発電でかけ流し。昔から山奥で取れた米は旨いと耳にしますが諸先輩が言うにはそれは谷川の冷たい水のおかげ。原因は水温の低さだとおっしゃいます。それを狙っての冷たい地下水ですが今のところ見た目にはわかりません。食べてみてのお楽しみですね。 令和5年9月24日、今年は色付きが少し遅いように思います。九月に入っても暑い日が続いたせいでしょうか。例年より稲刈りは遅くなりそうな感じです。 稲刈り開始 令和5年10月14日、午後から雨模様との予報につき、それまでに田んぼ一枚でも刈れれば。例年より遅れながらようやく稲刈りをスタートさせました。とかく機械トラブルが発生しがちなのが秋の収穫作業。はやる気持ちを抑えてオイルやグリス関係を中心に出発前に再度点検整備を行います。 まわりより遅めに植えて早めに刈るのが自分のスタイル。だけど今年は天候のせいなのか籾の登熟が遅かった。雨が降り出す前に一枚分だけ刈ることができました。 雨が上がったので別の田んぼへ出かけましたが、すごいぬかるんでいます。もっと暑い季節なら乾く事も期待できますが今はもう期待できないので強引に刈取りを進めますが、時間はかかるし本当に疲れます。コンバインもひっくり返りそうになりながら慎重に作業を進めます。お昼ご飯は定番の塩おにぎりとおかずはホテイの焼き鳥缶。こんな場所で食べるとたまげる程旨い。自分にとっては至高のランチです。 我が家には乾燥機が二台あり、その二台分に入るだけの籾を刈取ります。間違って刈りすぎると乾燥機に入りきらない籾は品質が悪くなるので注意が必要です。 籾の乾燥とうす引き 刈り取った籾は乾燥機に入れて乾燥させます。自分はこの乾燥のさせ方にもこだわりがありまして、とにかくゆっくりじっくりの二泊三日乾燥です。手間暇はかかるけどこの乾燥のさせ方も美味しいお米のためには大切だと信じております。 乾燥が終わって一日以上おいて十分に冷えてから臼引き(もみ殻除去)を行います。出てきた玄米は30キロづつ計量器で計って袋詰めとなります。 今年の新米販売中 タグ 奈良 無農薬米 関連記事 苗の栽培用に井戸を掘りました | DIYでボーリング井戸冬の間の田んぼ整備秋起こしを行いました | 令和五年のお米づくりスタート令和五年の新米を試食 | 晩ご飯・おにぎり・お弁当令和五年の稲作 | 田植えから出穂前まで令和五年の苗づくり 投稿ナビゲーション 令和五年の稲作 | 田植えから出穂前まで令和五年の新米を試食 | 晩ご飯・おにぎり・お弁当