稲作のシーズンオフを狙って果樹園づくりを始めました。家のすぐ近くにまったく使っていない農具や動かなくなった農機具がいっぱい詰まった何十年もほったらかしの納屋(簡単な倉庫)があり、今回はそれを取り壊し解体、更地から畑にして果樹園をつくってみたいと思います。お米づくりならそこそこ得意になりましたが、フルーツ果樹にかんしてはまったく無知な自分ですが、もぎたての新鮮フルーツを楽しみにやってみます。
崩れかけの雑草まみれ。もう何十年も前からほったらかしで手つかずの納屋。
この白線で囲んだ部分が予定地。土地としてはそこそこ広さもあります。
解体作業も廃材の搬出も基本はお母さんと二人で人力作業。ですが、このような超重たい動かなくなった農機具の搬出には家族総出で手伝ってくれました。助かりました、感謝。
すべての搬出が終わって更地になったところで次は整地です。しかし、思った以上に土が硬い。建物を建てる前提で土を締めてあるし、何十年もそのままの土にはスコップや鍬はおろかツルハシでも歯が立ちません。ケチケチ精神で基本人力作業がモットーの私ですが、今回ばかりはユンボ(パワーショベル、バックホウ)をレンタルしました。
借りてきた小さなユンボはコベルコのコンマイチでSK30SR。重さ3.3トン、エンジン出力はたったの23馬力しかないものですが、油圧のチカラというのはえらいもので、こんなにカチンカチンに硬くなった地盤も嘘のようにサクサク掘り起こしてゆけます。いやはやパスカルの原理って素晴らしいですね・・ 思わず中1の理科の教科書を思い出しました、今さらながら。
1.5メートル以上土を掘り下げて、上の土と下の土を上下入れ替えます。
トラクターで田んぼを耕起した時もそうなのですが、土って掘り起こすと空気が入るからなのかブワッと体積が増えるんですね。2メートル近く掘り起こすと石もゴロゴロ出てくるので、それは手作業で撤去します。
土が上下入れ替わって畑らしくなりましたので、いよいよ苗木の植え付けです。せっかく果樹園をつくるのだから全部という訳ではないですが、品種的にはなるべく市場に出回っていない、スーパーや八百屋でなかなか売っていない品種を選んでみました。で、現在発注してある苗木は柑橘の大トロと言われるみかんの「せとか」、「ポンカン」、「土佐文旦」、奇跡のみかんと呼ばれる「はるか」。イチジク類では「ビオレソリエス」と「ロングドゥート」。暖地系ブルーベリーのラビットアイから「ウッダード」「ホームベル」「ティフブルー」の三品種。あと、孫のリクエストで「暖地さくらんぼ」に、知人から美味しいと聞いたのでビワの「茂木」。
先に届いた三種類から植え付けしました。苗木はすべてタキイネット通販に注文していて、入荷次第発送してもらえますので、我が家に到着しだい植え付けを行います。植物の種や苗の購入にはタキイネット通販が便利ですよ。会員になれば割引もあって送料も無料になるしおすすめです。
さくらんぼが開花