農家は毎年一年生
2015年のお米づくりは自分の中でかなり納得のいくものでした。
キレイで美味しいお米がとれた事、収量も満足のゆくものであった事。そして何より、食べてくれはったお客様から「美味しい」「旨い」のお声をより一層たくさん頂戴できた事。零細ながらも米農家として満足のできる一年でした。

でも、自分自身がいつも大切にしている言葉があります。それは、地域の大先輩の方たちがいつもおっしゃる言葉。
百姓は毎年一年生や

的を得た言葉だと思います。
今年うまくいったから、来年もうまくゆく保証などどこにもありません。毎年毎年、気温も微妙に違えば、陽の照り方も違う、害虫の状況も違えば雑草の状況も違うでしょう。
そう!すべてはお天道さんのみぞ知るなのですね。

お米づくりは一年に一回しかできないから、自身の人生であと何回できるかなんて考えたりします。あと20回は無理としても15回はやってみたいかなって。
今年の結果におごらず、だからと言って悲観せず、そして焦らず。来年は来年の状況にうまくマッチさせながら、2016年度も旨くて安全でキレイなヒノヒカリをつくってゆきたいと考えます。

稲刈りと同時に来年の稲作は始まってます、さぁーボチボチやっていくとしますか。