プレミアムまこ | 綿実油粕でつくる有機栽培 田んぼ一枚だけの限定栽培
「マコでつくった米はうまい!」50年以上しておられるベテラン農家の方からよく聞かされた言葉です。反対にこんなことも聞きました「うまいのは絶対に美味い。せやけどとても出来ん!大損する」と。
マコを使った稲作、かなり前から自身も気にはなっていましたが今まで手をつけずに来ました。何故か? 理由は以下の二つ

  1. 費用がかかりすぎる。
  2. 労力がかかる。きつい。

安物の油粕ではない。品質に信頼のおける綿の実からつくった油粕。明治25年から続く120年の老舗、岡村製油さんの綿実油粕を必要分だけ購入して田んぼに入れるとなると相当な費用がかかる点。お米代に価格転嫁しないと大損するという現実。あともう一点は労力。機械では撒けない。手撒き作業で、湿気が無くしかも風もない朝の暗いうちから田んぼに入っての作業が必要。正直かなりきつい。

ずっと躊躇してきたのですが、2023年に田んぼの隅っこで少しだけ試験的にやってみました。そして秋に収穫して試食。食べ比べてみました。
美味い。たしかに美味い。だけど今までのお米と劇的な差があるかと言えばそうでもない。しかし確実に ①粘りが増している。②食感と風味が増している。あくまでも自身の感覚での説明にはなりますが、似てはいるけど確かに違う米。同じヒノヒカリという品種でも1ランク上の米が出来たように思います。

2024年の計画として多くはつくれませんが、田んぼ一枚だけの限定栽培として「プレミアム まこ」を生産販売します。価格は30キロ玄米で13,500円、10キロ玄米で5,000円。その分値段は高くなりますが、1ランク上のお米に興味のある方は是非ご予約下さい

古来からある肥料 マコとは何か?

古くから珍重されてきた、栄養豊かな天然有機肥料のこと。綿の実を前処理工程で分離した核を蒸し、圧力をかけて搾ると油(油脂)と油粕(蛋白質)に分かれます。この油粕が綿実油粕として古くから珍重されている天然有機肥料です。窒素成分が高く、顆粒状であることから遅効性で効果が長続きします。農作物を味よく色よく豊かに実らせると古来より広く使用されている肥料で果樹や野菜、花卉、水稲などにすぐれた効果を発揮するほか、微生物培養用の栄養剤としても利用されています。

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