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への字農法でつくる井戸水ヒノヒカリ | 奈良で無農薬米 西川健次
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令和4年のへの字稲作 | 苗づくりから田植えまで

2022 7/09
お米づくり2022年
2022-05-092022-07-09
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おおよそ春のゴールデンウイークを境にここ奈良県の平野部でも本格的な稲作シーズンに突入します。私が行う稲作において苗づくりは最も重要なポイントと考えており、一切の薬剤を使わずとも害虫にも病気にも侵されないためには野生じみた強靭な苗が必要です。なにしろ強い苗抜きには私の稲作は成立しませんので、ここは気合を入れて行います。

苗代づくり

籾の浸水

農協さんから購入した純正「ひのひかり」の種もみを水につける作業からスタートです。約1週間つけることによって眠りから目覚めてもらいます。


苗箱づくり

続いて苗箱づくりです。箱の中に培土を規定量入れて均してゆきます。


孫も苗箱づくり

今春から小学生になった孫も上手に手伝ってくれました。


苗代に並べる

苗代にシートを敷いて籾を入れ終わった苗箱を並べてゆきます。今年は息子たち二人とも不在のため、お母さんと息子のお嫁さん、孫二人と私の5人でゆっくり行いました。


苗代の水入れ

並べ終わったら鳥よけの不織布をかぶせてから水道水を入れてゆきます。この時から田植えまで水道水以外、一切何も入れずに育ててゆくのですが、最初に水を入れるのは孫たちの仕事でこの作業を二人はとても楽しみにしています。何故なら・・


苗代で水遊び

季節外れの水遊びが面白いみたいです。この日ばかりはどんなに濡らしても怒られませんから。

発芽しました

発芽開始

籾落としから5日後に発芽を確認しました。早い籾、遅い籾がいますが、これからどんどん芽を出してきます。


稲苗の緑化がはじまる

発芽した苗の緑化がはじまりました。


稲苗の緑化がはじまる

ここまでなると自分で光合成をするようになり、水と光さえあれば自分で栄養をつくり出します。こんなに小さくても植物の能力って素晴らしいですね。


苗のプール開放

令和4年5月18日、被覆シートを撤去し水道水を入れました。ここから稲のプール育苗スタートです。


苗代 プール育苗

田植え10日前になり硬く強そうな苗になりました。これなら病害虫を寄せ付けない確信が持てます。こうゆう苗でこそ無農薬が可能になると自身は信じています。

春耕起 雑草のすき込み

春耕起

雑草も程よく伸びてきてくれたのでトラクターですき込みます。自分は雑草も早めにすき込むことによって肥料となると考えています。人によっては「草なんか肥料になるかい」と言う人もいますが、雑草がたくさん茂っていた場所の稲は濃い葉色をしているのも事実です。しかしまぁ、真偽のほどはわかりませんが・・


田んぼから飛び出すミミズ

トラクターで起こしていると後ろに鳥たちがついてきます。原因はミミズをはじめとしていろんな虫たちが飛び出してくるからです。自分はミミズがたくさん住んでる田んぼ土を目指しており、後についてくる鳥たちを見ると嬉しくなります。

田んぼの水漏れ対策、畦の強化

田んぼの水漏れ対策、畦の強化

五月だというのに気温30度を超え全国的に夏日となった2022年5月29日、田植えまで約半月になったこともあり田んぼの漏水対策を行いました。畦ギリギリをスコップで掘り下げてから畔板をはめ込んでから土を戻すという作業です。


田んぼの水漏れ対策、畦の強化

このようにプラスチック製の板を連結しながら埋め戻してゆきます。


田んぼの水漏れ対策、畦の強化

こちらも同様に。田んぼの外周ってけっこうあるもので、作業は単純ながら体力的には結構しんどいものです。しかし、健全な稲作のためには水の漏れない畦は必須です。漏水する主な原因は畦土のひび割れに加えてモグラや田ウナギが穴をあけてしまうパターンが多いです。


田んぼの水漏れ対策、畦の強化

漏水対策としては他に畦マルチビニールを使う方法や畦シートを使う方法。畦塗を行う方法があります。自身も過去にいづれも試しましたが、はじめにコストはかかるものの畔板を入れるのが一番良いように思います。


田んぼの水漏れ対策、畦の強化

若い頃ならなんてことない作業も今では汗だく、息も上がり、おまけに腰痛に背中痛。いやはや情けない限りです。

代掻き

令和4年の苗づくりから田植えまで 代掻き

2022年6月7日、先日の大雨で良い具合に水が溜まったので一回目の代かきを始めました。


令和4年の苗づくりから田植えまで 代掻き

近隣の農家さんは皆代掻きは一回で二回行うのは私の知る限り我が家だけです。一回目の荒代掻きの目的としては土の泥化と高低差を無くして平らにすることです。

令和4年の苗づくりから田植えまで

水口でカエルくんがくつろいでました。そろそろ産卵の時期なのでしょうか。


令和4年の苗づくりから田植えまで

一回目の代かきから日を置く事一週間。目論見通り雑草が発芽しましたので二回目の代掻きを行いました。


令和4年の苗づくりから田植えまで

二度目の目的は主に雑草対策です。一気に発芽した雑草たちを土の中に埋め込みます。スロー、スローでゆっくりがポイントです。


令和4年の苗づくりから田植えまで

二回の代掻きを終えて田んぼ側の準備は完了。次はいよいよ田植えです。

田植え

令和四年の田植え 無農薬稲作

今年も最高に良い苗が出来てくれました。この苗なら薬も肥料もいりません。稲が持つ植物としてのチカラを信じて、焦らずゆっくり成長を見守ることができます。


令和四年の田植え 無農薬稲作

これは苗箱の裏側。根張りが素晴らしい。人も植物もやっぱり土台(下半身)が重要だと気づかされます。


令和四年の田植え 無農薬稲作

まったくよれない。硬く、ピンと天をさす苗姿です。苗を三段重ねにして運搬しましたが、折れず、よれずで強靭な茎でした。


令和四年の田植え 無農薬稲作

去年に引き続き今年もお母さんに植えてもらいました。100Kgを超す自分が乗るより、小柄なお母さんの方がずっとうまく植わります。

稲作の成否が決まる重要な第一段階が終わりホッとしています。ここから先も水の管理や草刈りなどする事はたくさんありますが、基本は稲まかせでゆっくり成長を見守りたいと思います。気温の上昇とともに土中にすき込んだものの分解が進んで稲の成長につながります。そう考えると暑くなるのも楽しみですね

2022年、田植え以降の稲作へ

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この記事を書いた人

西川 健次のアバター 西川 健次

奈良県橿原市から大和郡山市の農家に婿養子に来て36年、色々と失敗もありながら、試行錯誤の上ようやくそこそこ納得できるお米が収穫出来るようになりました。なにぶん手作業が多くて、たくさんは作れないから、規模を小さくしてでも食味と安全性重視でやってます。食べてくれた人に「旨い!」と言っていただくのが何よりのやり甲斐であり、喜びです。

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西川健次
兼業農家だからこそできる採算度外視のお米づくりに挑戦中。
収穫量にはいっさいこだわらない。安全性と食味だけを追求した稲作です。しかし、近年の猛暑にとことん疲弊し毎年のごとく今年限りでやめようと思い悩むも、秋の収穫を終えて買ってくれたお客さんの「おいしい」の一言に再びやる気がみなぎる61歳。ただシニアの夫婦二人だけで取組む零細農業なので、ほんの少ししか収穫できませんが、ご縁があればぜひご賞味下さい。ごはん好きな人にこそ食べてもらいたいお米です。
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