周辺の田んぼは初期から肥料が入っているのでグングン成長を続けるなか自分の田んぼはいまだに分けつは出ずさみしいまんま。しかしその一本一本は確実に太く逞しくなりつつ出穂の45日前を過ぎました。ここで初めての肥料を与えて一気に加速させます。ここからが「への字稲作」の真骨頂。
への字追肥 令和7年7月13日

令和7年7月13日、稲たちにとって初めての肥料を与えました。一年で最もキツい作業のひとつがこの肥料撒きなのですが、今年は料理人の息子が手伝ってくれて大助かり。毎年これが終わると寝込むほどに疲れるのですが、今年は大丈夫。本当に助かりました。
一週間で見違えるほどの姿に

肥料散布から一週間で見事な開帳ぶり
令和7年7月20日、への字施肥から一週間でこの姿。見違えるほどの成長ぶり。今年も頼れる友達「ジャンボタニシ君」のおかげで雑草をかなり抑えてくれています。
中干しと草刈り 令和7年7月27日



真夏の雑草の成長は恐ろしいほどのスピードで、しっかり刈っても一週間でそこそこ、二週間経てばほぼ元通りに復活するので、この時期から毎週の休日はすべて草刈り仕事になります。一日で全部の田んぼはとても出来ないので、半分づつ草刈りを行います。また、夏の土用である現在は稲にとっても大切な中干しを行います。本当はあまりキツくは干したくないのですが、地域の決まりごとなので8月8日まで水を入れることは出来ません。
中干し終盤、灼熱の除草

中干し終盤と除草作業
令和7年8月3日、中干しも残り5日となり水が入る前の田んぼに入って草取りを行いました。連日40℃に迫る猛暑の中での草取り作業。頑張り過ぎるとすぐ熱中症になるので、田んぼと家をこまめに行ったり来たりしながら細かく休憩を取ります。毎年激しさを増す夏の暑さにいつまでお米づくりを続けてゆけるのか不安な気持ちがよぎります。
中干しの終了 再び入水

令和7年8月9日、中干しが終わり再び水を入れました。こちらの地域ではこの再び入れる水のことを「米取り水」とか「穂付け水」と呼びます。今の時期からを幼穂形成期と言い稲が葉を出すのをストップし、茎のなかで穂をつくるタイミングとなります。私はしませんが多くの農家さんはこのタイミングで穂肥とよばれる肥料を田んぼに投入されます。
お盆休みは草取りの毎日




稲穂の赤ちゃん

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