続けるかどうするか悩んだ稲作ですが、最低限自分たちが食べる分はまかなわないといけないので、井戸水ヒノヒカリ限定で作る決心をしました。ただ、少しだけでももう少し多くても手間は同じなので井戸のある田んぼを増やしてある程度販売も行います。
新年になってまずは田んぼの整備からスタートです。長年つくっているとどうしても高いところと低いところが出来てしまうので、それを修復する作業です。高くなってしまっているところの土を削って低いところへ運ぶのですが、これもなかなかの重労働。冬だから出来る作業かも知れませんが、老体の私を心配した息子や孫も参加して手伝ってくれました。感謝!
drill, baby, drill 「掘って、掘って、掘りまくれ」 いままで井戸の無かった田んぼにも次々と井戸を掘りました。費用負担が大きいとはいえ「井戸水ヒノヒカリ」づくりにはかかせません。
酷暑の夏でもキンキンに冷たい地下水です。一度掘れば無限に使える大自然の恵みです。ありがたい。
令和7年4月9日 春おこしを行いました
昨年の稲刈り以降ずっと休ませてきた田んぼにトラクターで春耕起を行いました。土が細かくならないよう気をつけて、ゴロゴロとした土塊にして空気が入るようにします。
お昼にはお母さんがおにぎりを届けてくれたのですが、田んぼで食べるおにぎりは何故にこうもうまいのか?いつも思うことながら、自分にとってこの世で一番うまい食べ物こそこうして田んぼでいただくおにぎり。しかも具の入っていないあっさりと塩だけきかせたおにぎりが最高です。
令和7年4月27日 苗箱の土入れ
いよいよ苗づくりスタート。
令和7年5月5日 もみ落とし
この作業は一家総出で行います。孫たちも自分の持ち場で頑張ってくれました。
令和7年5月5日 井戸の試運転
エンジンポンプを積んで各田んぼをまわります。冬の間に掘った井戸ですが、ちゃんと水が出るかの確認です。
令和7年5月17日 苗のプール育苗開始
被覆材を撤去しました。まんべんなく発芽してくれて一安心。ここからは太陽光と水だけで育ててゆきます。光合成だけです。
令和7年6月1日 田んぼの耕起
田植えを半月後に控えて最後の耕起を行いました。雑草も程よく生えてましたので、トラクターで土の中に埋め込みます。雑草も天然の肥料(だと、自分は考えてます)、として活躍してもらいます。
次は水を入れて、いよいよ代かきです。
令和7年6月7日 苗の状態
今年の苗も最高の出来だと思います。100Kgある私が苗の上にのって足踏みして踏んづけてもビクともしないほど強靭です。凛として硬く、太くて短い姿で自分としては最高だと思える苗が出来ました。
裏側の根張りも上々です。ここまで一切の肥料も、もちろん薬剤も与えず水と太陽の光だけで育ってきました。健康そのものです。
令和7年6月8日から 代掻き
冬のあいだに準備した井戸から地下水を汲み上げて田んぼに入れます。用水路から入れるとすぐですが、ポンプで出す井戸水はさすがに時間がかかります。こちらの田んぼは大きいので三日三晩ポンプを回しっぱなしでようやく入りました。
トラクターで土の表面をなぞるようにきれいにしてゆきます。
一枚完成。一週間以上間を開け泥が落ち着いてから田植えを行います。
令和七年産新米のご予約は収穫予定量に達しましたので締め切らせていただきました。